夏バテとは?

夏バテとは、夏の暑さにより食欲がおち、疲れやすく、下痢、便秘などの症状があらわれることをいいます。 原因のひとつに暑さによる脱水があります。また、冷房などの冷気に長時間さらされることでもおこります。長時間冷気にあたることで汗をかかない体なり、熱がこもりやすくなります。病気でもないのに体に熱がこもると体力が失われます。疲れがたまり食欲がなくることで、さらに体力が失われます。

 夏バテを防ぐには

夏バテをふせぐには疲れをとり、汗をたくさんかくことが大切です。このため食事、睡眠、入浴、運動が重要です。
疲労回復にはビタミンB1をたくさん摂りましょう。ビタミンB1は食べた物をエネルギーに変えるために必要です。
うなぎ、豚肉、たらこ、いくらなどに多く含まれます。いっしょに、にんにく、にら、玉ねぎ、レモン、お酢、梅干しなどを食べると効果的に吸収されます。香辛料をたくさん使ったカレーなどは胃腸の働きを活発にして食欲が増すとともに内側からからだを温め発汗を促します。

納豆や豆腐など大豆を使った食品も発汗を促します。夏野菜も様々効果があり夏バテにはとても有効です。
疲れをとるには睡眠も大切です。暑さでぐっすり眠れないときには寝具を工夫してみましょう。冷感マットや竹シーツ、御座などで涼しくなるとぐっすり眠れることがあります。寝具が汗などでねっとりすると気持ち悪くてねつけません。寝る前に寝室の除湿も効果的です。くれぐれも冷房や扇風機で直接体全体を冷やすことは避けましょう。体温がさがると、よけいに体に負担がかかり疲労が増します。
入浴は簡単な発汗方法です。汗をかいて体のリズムを取り戻しましょう。暑いと簡単にシャワーだけで済ませがちです。シャワーだけでは十分汗をかきません。ぬるめのお湯に少し長めにはいると効果的です。
また入浴まえには水分を多めに摂るようこころがけてください。 暑がりでどうしてもお湯につかるのが苦手な方には足湯がお勧めです。少し熱めのお湯(43~44℃)に両足を15分くらい入れるだけでも十分発汗を促します。

夏野菜といえば・・・ かぼちゃ、とまと、冬瓜、きゅうり、なす、ゴーヤ、とうもろこし、にんにく、みょうが、えだまめ、ししとう、いんげん、おくら、しそ、ぴーまん、もろへいやなどなどです。